【飲み星食い月す#254】1等星みたいな琥珀糖

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  8月のペルセウス座流星群、皆さんは見られましたか? 今年は最高に条件がいいということで、係りは半年以上前から楽しみにしていたのですが、極大当日は全国的に雨模様。編集部のある関東地方は極大前後の日も全滅で、ライブ中継で流れ星を楽しみました(泣)。12月のふたご座流星群は晴れますように!
 さて、ペルセ群といえば、カラフルな流星が流れるということでもおなじみ。「カラフル」といえば、普段見る星の色もなかなかに色鮮やかです。赤色のベテルギウス、白色のベガ。青色のリゲル。OBAFGKM(Oh Be A Fine Girl! Kiss Me!)と恒星のスペクトルタイプを覚えた人も多いのでは? 
 さて、今回紹介する琥珀糖「天上コハク」は星をモチーフにしたお菓子。虹みたいにカラフルな星が入っていますが、それぞれの色でモチーフとなる恒星が決まっているんですよ。例えば、赤い星は平家星、ベテルギウス。黄色の星は能登星、カペラ。水色の星は源氏星、リゲルといったように、実際の星の色に対応しているんです。お菓子には「恒星の表面温度と色の見え方の違い」についてのリーフレットも入っていて、お菓子を食べながら勉強にもなります!
 表面はカリッと、中はゼリー状の寒天で食感も面白いです。「琥珀糖」は食べる宝石とも言われていて、「天上コハク」という名前は「天の宝石」である星に見立てて名付けたんだとか。色は6色あり、それぞれミントやレモン、紅茶など味の変化も楽しめます。
 「天上コハク」は国立天文台188cm反射望遠鏡などがある岡山県浅口市の和菓子屋さんのお菓子。岡山天文博物館のほか、オンラインでも購入できます。カラフルな星を食べながら、星空を眺めてみませんか?

今月のメニュー

天上コハク
製造:菓子司 小川屋

星ナビ2021年10月号にて掲載)

おいしい星、教えてください

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