新登場「GearBoxインテリジェント・タイマー」のご紹介

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アプリの概要

GearBoxインテリジェント・タイマーは、インターバル撮影を行うモバイル・アプリケーションです。デジタルカメラを接続したGearBoxにWi-Fi接続し、基準露出と撮影時間を送信するだけで完全リモート撮影が可能になります。

GearBoxインテリジェント・タイマー


スケジュール実行後はスマートフォンをWi-Fiから切断しても、GearBoxが自立的に撮影を実行し、カメラのメモリカードに画像を記録します。

カメラの電池切れなどで電源を入れ直した場合でも、電源の再投入後にGearBoxがカメラに自動的に再接続し、スケジュール撮影を再開します。

無線制御デバイス「GearBox」を経由してカメラと接続

お手持ちのデジカメでブラケット・インターバル撮影を

近年のデジタル一眼カメラでは、標準機能としてインターバル撮影機能を持つものもありますが、GearBoxで制御可能なカメラであれば、古い機種でもブラケット・インターバル撮影が行えます。お手持ちの古い機種をインターバル撮影のサブ機として使ってみるのはいかがでしょうか?

カメラ内蔵のインターバル撮影や、外付けのタイマーレリーズを使用した場合、撮影状況の確認はカメラの側に行かなければ確認できませんが、GearBoxインテリジェント・タイマーでは撮影された画像が手元の画面に逐次表示されるので、離れた場所からも撮影状態を確認しながら安心して撮影が可能です。
撮影状態の確認のためにカメラに近づいて、レンズにライトを当ててしまったり、三脚を動かしてしまうリスクから解放されることでしょう。

電源まわりの注意点

一方、GearBoxインテリジェント・タイマーのデメリットとしては、USBポートをGearBoxに接続するため、近年のカメラに標準実装されつつあるUSB PD給電を使用した撮影は行えなくなることが挙げられます。

長時間バッテリー交換なしに撮影を行う場合は、カメラ用DCカプラー等を用いてカメラに外部から電源を供給するなどの対策が必要になります。

ただし、バッテリーを交換をする場合でも、GearBoxが再接続を検知して自動的にスケジュールを再開しますので、撮影のインターバル中に交換することも可能です。

アプリの進捗画面には電池残量が表示されるので、適切なタイミングを見計らって交換してください。

電池交換を行う際の注意点として、一部のカメラで接続時にメモリカードの空き容量を確認する処理が走るものがあり、メモリカードに大量の画像ファイルがあると列挙処理に時間がかかり、再接続がタイムアウトすることがあります。そのようなカメラの場合は、フォーマット済みのメモリカードを用意し、電池交換時に合わせて新しいメモリカードに交換することをお勧めします。

撮影テストでは、Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wを用いて、Nikon Z5II(+USB PD DCカプラー) / GearBox / スカイメモの3つに電源を供給した状態で、月食撮影のスケジュールをフルで実行可能でした。

カメラに電源を供給するカプラー

基準露出について

インターバル撮影の方式には「月食撮影」が用意されています。

月食撮影においては、月食の食分の進行状況に応じて自動的に露出時間を伸ばします。ISO感度や絞り値は固定となります。

基準露出と撮影時間の範囲を指定して、撮影リストを開くと、時系列の露出時間の変化の一覧を確認できます。

2026年3月3日の月食においては、最大食の状態で満月状態から約9段分露出を伸ばします。
露出設定の一覧を確認して、最大食の露出時間が架台の追尾精度に影響のない範囲に収まるようISO感度等を適切に調整すると良いでしょう。

アプリ内で撮影スケジュールを設定

昨年の月食は、当初想定していたよりも暗い月食になりました。

基本的にはブラケット撮影を設定することで露光に幅を設けて対応しますが、撮影が進んだ後で想定よりも暗く or 明るくなってしまったことに気付いた場合には、露出設定を手動で補正することが可能です。

カメラだけでは難しい凝った露出設定も

Wi-Fi接続について

接続テスト時、Androidの一部機種でGearBoxのWi-Fiに接続しても、アプリからGearBoxに接続されないことがありました。

その場合、Androidを機内モードに設定した上で、Wi-FiのみONにすることで接続が可能になることを確認しています。もし同様の現象が発生した場合は、機内モードでのWi-Fi接続を試してみてください。

スマホとGearBoxをWi-Fi接続

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