CosomoRadio制作の裏側(発足編・制作編)はこちら↓
こんにちは!こんばんは!アストロアーツのたかのです。
汗と涙、青春の夏休みがあっという間に終わってしまいました。嫌だ~~~!
去年の夏休みは家族が住んでいる岐阜県へとプチ旅行をし、養老の滝を眺めながら瓶のサイダーを飲みました。いやぁ良い夏でした。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響でどうやって過ごそうかなと悩んでいましたが、くぼたさんからアストロアーツの平成組へ「ペルセウス流星群を見に行きませんか?」と神のようなお声がけがあり、コロナ対策をばっちり行いつつ流星観測へ行ってきました。そのときの様子はつのださんがレポートしてくれているので、ぜひご覧ください。
本題のおまけ編ですが、ネタがちょこちょこあって何を書こうかな〜としばし考えました。
苦労話はなんとなく性に合わないので、たかのが動画を制作していて「クスッ」と笑えた出来事を3つほどご紹介させていただきます。
スターウォーズのあのシーン
6月頃に動画にて天文・宇宙についての質問を大募集したところ、可愛い内容から「玄人か・・・?」と思わせる内容まで、さまざまな種類の質問が届きました。その中で第一回目に選ばれたのがこちらです。
永田さんはどう答えたのか?まだ動画を観ていないという方は、ぜひ以下よりご覧ください。
動画の途中で永田さんが「太陽がふたつあるといえばスターウォーズのあのシーンを思い出します」と言っていますね。「たしかに〜!」と言いたかったのですが、私はスターウォーズを1周しか観ていないので、「そんな場面あったっけ?」となってしまったのです。すかさずググってみると、主人公が高度が低めの太陽に向かって歩きだしている画像が出てきました。永田さんが解説している通り、ふたつあります。
よし、この画像を星図で再現しよう!
こう思いついたわけですが、映画のあらすじすらところどころ覚えていないこともあって、わからないことが出てきました。
これって日の出か日の入りどっち?
残念ながら、どっちなのかGoogle先生でもお手上げでした。いやいやたかの、ネットに頼るんじゃない。とんでもなく濃い方々が集まっている弊社、どこかにSFファンが潜んでいるはずだ・・・!
〜〜〜 社内チャットにて 〜〜〜
お疲れ様です。スターウォーズの太陽がふたつ見えるシーンですが、日の出か日の入りどちらかご存知の方いらっしゃいますでしょうか?
30秒後
日の入りだったはず。なんなら映像観るよ。
(早い・・・!笑)
とよださん、ありがとうございます、よろしくお願いいたします。
案の定、SFファンがいらっしゃって良かったです。一安心して、報告を待っていると
・
・
・
・
・
間違いなく日の入りです。
なんとここにもSFファンがいらっしゃいました。大変ありがたいです。アストロアーツはもちろん天文好きばかりですが、それ以外の趣味も持っている方がたくさんいらっしゃるので、仕事の合間のちょっとしたおしゃべりが楽しいです。
さてさて、とよださんから報告のチャットが届きました。
映像確認しました。日の入りであってます。
まあもちろん「これは夕日ですよ」などとは言っていないけれど、このあとR2-D2(ちっこい方のロボット)がどこかに行ってしまって、探しに行きたいけど夜は危険、みたいなストーリーなので、文脈的に夕日と考えるのが妥当かなと思います。
すごい
そうして無事に出来上がった星図がコチラです。なんだかものすごくシュールだけど、良かった~!
いらすとやが便利すぎる
CosmoRadioを初回からずっと観てくださっている方ならお気付きかと思います。
途中からいらすとや使いまくってない?
(おいおい、君自身もいらすとやだぜ・・・?)
そ、そうなんです。私もあることに気付いてしまったんです。
いらすとやが便利すぎるということに
正直、最初はなるべく写真を使ったりとか、イラストは自前でなんとかしようと考えていました。ただ、やっぱり動画の中でイラストを使うと文字では表現できないことも表現できて、見映えもしますし、CosmoRadioにぴったりな柔らかさが出るんです。
味をしめてからは、ほぼ毎回いらすとやを使っています。そんな中でひろせさんと社内でこんな会話がありました。
たかのさん、最近いらすとや使いまくってますね~
もう便利すぎて! これあるかな?って思ったやつ大体ありますし。
本当色んなところでいらすとやが使われている理由がわかりました。
そうそう、面白いことに海外の学会発表のスライドでいらすとやが使われていると、一発で 日本人だ!!!ってわかりますよ
あっ・・・(笑)
Japanese love it. 動画では毎度大変お世話になっております。
暴走する星図
星図って暴走するんですよ。それはもう派手に。
どういうことかと言うと、スクリプトを書き間違えてしまったのです。例えば、動画の初期設定で日時を2020年5月1日16時に設定し、21時までゆっくりと時間を進めていく演出があるとします。
#2020年5月1日16時に設定
Time = JST(2020, 05, 01, 16, 00, 00)
#2020年5月1日21時まで30秒かけて進める
Time.To(JST(2020, 05, 01, 21, 00, 00), 30.0, 0, 0)
ここで、やっぱり5月1日ではなく4月1日から始めよう、と書き換えたとします。
Time = JST(2020, 04, 01, 16, 00, 00)
Time.To(JST(2020, 05, 01, 21, 00, 00), 30.0, 0, 0)
はい。よく見ていただければわかりますが、2行目を4月1日と書き換えるのを忘れてしまい、約1か月と5時間を30秒で進めることになってしまいました。つまりこういうことになります。
ああぁああああぁぁぁあああaaaああああああぁぁぁあああaああああaaあぁ
(その後、現在設定されている時刻から何時間進めるという素晴らしいスクリプトを使えば良かったと後悔するのでした。)
#現在設定されている時刻から30秒かけて5時間進める
Time.to(AddTime(0,0,0,5,0,0),30,0,0)
動画を制作しているときはものすごく集中しています。その中で急に星図が暴走すると「やっちまった~」と笑えてくるんですよね。でもこれって、ちゃんと命令した通りにプログラム君は動いてくれているわけです。悪いのはたかのです。暴走っていう悪い言葉を使ってごめんね・・・。
さいごに
CosmoRadio制作の裏側 おまけ編、お楽しみいただけましたでしょうか?
この記事を読んで、CosmoRadioがより身近なものに感じていただけたらとても嬉しいです。日々の疲れを癒せるようなプラネタリウム動画となるよう制作していきますので、ぜひYouTubeのチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
関連情報
・CosmoRadio再生リスト
・ステラナビゲータ11 製品ページ
・永田美絵さん Twitter