
ソフトウェア技術部のくぼたです。シリーズ「天文×さだまさし」、お楽しみいただいておりますでしょうか?
本シリーズの最後の頁、すなわち第4回を只今執筆中です。9月末の公開予定が、諸事情により遅れております。大変申し訳ないことでございます。
近日、第4回を公開予定です。今しばらくお待ちくださいませ。
今回は、お休み記事ということで、本シリーズの裏側を少しだけお話してみたいと思います。
「天文×さだまさし」の発端

そもそも、なぜ「天文×さだまさし」という一見異色の組み合わせで記事を書こうと思ったのですか?

第2回の記事でご紹介した「1989 渋滞(ラッシュ) -故 大屋順平に捧ぐ-」という歌がきっかけでした。

たしか、金星食が出てくる歌でしたね!

はい。もちろん昔から聴いていた歌でしたが、ある時ふとステラナビゲータでシミュレーションしてみたんです。そしたら、今まで情景として思い浮かべていた歌詞が、物理的な現象として見られたことに、思いのほか感動してしまって…。

シミュレーションだけでなく、弊社代表が実際に1989年に撮影した金星食の写真も出てきたんでしたね。

そうそう、それで「これは面白そうだ!」と膝を打ったわけです。その夜、自分のレパートリーから数曲、天文に関係しそうな歌を探してみました。

さださん以外では、どんな歌が候補だったんですか?

たとえば、ジャコビニ彗星の日(松任谷由実)、’39(Queen)などがすぐに思いつきました。いしかわさん世代だと、ちょっと古くて知らないでしょうか…?

(同世代でしょ…)
コラボレーション記事の難しさ

記事の書き始めは勢いがすごかったですね。

はい。当初は4~5曲を想定していたのですが、さださんの曲を聴き直してみると筆が追いつかないほどの数でした。

初稿はちょっと引いてしまうほどの長さでしたね。その他、扱う内容の焦点を絞るのに苦労していたようでした。

そうそう、執筆途中でレビューしてもらいましたね。僕は編集や物書きが本業でないので、いしかわさんの視点は非常に参考になりました。

当時、ギターの弾き方のコツにまで言及していて、だいぶ迷走してました…(笑)「天文」「さだまさし」の両ファンに楽しんでいただくにはバランスが大事ですね。

そうなんです。どちらかを深堀りしすぎると、他方のファンを置いてけぼりにしてしまう一方、内容が浅いと「あ、この筆者なにも分かってないな」と両ファンから信頼されない。難しいところでした。

しかし、とても楽しそうでしたね。途中で天文学の歴史が専門のひろせさんも考察に加わり、しっかりマニアックな内容になっていると感じました。

歌詞を読み解くたび、さださんの知識の深さには脱帽するばかりでした。記事の掲載をお許しくださった「株式会社まさし」様にも感謝の気持ちでいっぱいです。
この公式ブログでは、本企画のようにやや前のめりな内容でも、天文の面白さを共有できるものであれば積極的に発信してまいります。今回はブログの裏側をブログで紹介する、というヘンテコな余談でしたが、今後もお気軽にお読みいただければ幸いです!
これまでの記事
既に公開済みの「天文×さだまさし」記事(第1~3回)をご覧になりたい方はこちらからどうぞ!