好き好きプラモ リターンズ

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かみやま
かみやま

プラモ大好きかみやまです。
星ナビに「好き好きプラモ」を掲載して以来はや十数年。
時を超えて、ブログに登場です。

ハセガワ 1/200 ハッブル宇宙望遠鏡 改修20周年記念

今回取り上げるのは、プラモデル「ハッブル宇宙望遠鏡」の改修20周年記念限定品です。

ヒコーキプラモのトップメーカー「ハセガワ」製の1/200のキット。初出はたしか2010年のスペースシャトルオービターとのセットで販売されたもので、単品発売は今回が初めて。2002年3月の新型カメラと太陽電池パネルの交換などの大改修20周年ということでの発売です。

ハッブル宇宙望遠鏡のプラモデルは過去に海外でキット化されましたが、現在入手できるものは、このハセガワのキットのみとなります。意外と宇宙モノのプラモはレアなんです。

「ハセガワ 1/200 ハッブル宇宙望遠鏡 改修20周年記念」パッケージ

キットの内容は、メッキ処理されたパーツ(これも今回限定品の特徴!)に、ハッブル大改修時のミッションSTS-109のワッペン付というもの。限定品なのでお買い求めはお早めに!
パーツは少なめで、地球を模した台座付きです。

キット内容

塗装

では、まず塗装をしていきましょう。ハッブル宇宙望遠鏡の鏡筒の中は、黒く塗装します。望遠鏡ですものね。うれしい事にメッキパーツなので、主鏡と副鏡はメッキされた状態を再現できます。丁寧に塗り分けます。ここで艶消し黒をそのまま塗ると、ちょっとおもちゃっぽくなるので、黒に少しグレイを混ぜると実感が増します。

塗装中

主鏡の組み立て

塗装が済んだら主鏡を組み立てます。ハッブル宇宙望遠鏡の内部構造が手に取るようにわかるのが、プラモの魅力ですね。主鏡から入った光が副鏡で反射され、バッフル内部を通ってカメラの受光面に届くという構造がわかります。

主鏡の組み立て

鏡筒の開口部から除くと、主鏡がキラリと光る様子を楽しむことができます。
内部以外にも塗装指示があるので、丁寧に塗り分けます。

メッキ剥がれのお直し

パーツを切り離してゲート処理をするとメッキがはがれてしまって、シルバーで塗装してもちょっと違和感が残ったのですが、今はガンダムマーカーEXのメッキシルバーなどのすぐれものマーカーが出ていて、ちょっと塗っただけだとメッキと区別がつきません。ミニスケールの車両を作った時のドアミラーの塗装にも便利です。

メッキマーカー
塗装完了

デカール貼り

塗装が終わったら、デカール貼りです。

デカール貼り
NASAのロゴも

シールでなく、昔ながらの、水につけてから剥がして貼る「水転写デカール」です。本体のNASAのロゴと太陽電池パネルがデカールになっています。

本体が凸凹しているので、マークソフターを使ってしっかりとなじませます。

太陽電池パネルもパーツの凹部分とデカールの線に部分が合うようにしっかりと位置合わせを調整します。

太陽電池パネル

最後の組み立て

ここまで出来たら、パーツを組み立てて完成です。メッキパーツ同士はプラモデル用接着剤が効かないので、メッキを剥がしてプラモデル用接着剤を使うか、水性の接着剤を使います。瞬間接着剤は付けたところが白化してしまうので、せっかくのメッキが台無しになるのでご法度です。

組み立てのポイントは、アンテナパーツと太陽電池パネルが本体に対してきちっと直角になるように調整します。そうすることで「工業製品」らしさがアップします。なお、鏡筒部分はアルミ箔で覆われていて、後部のカメラなどが収められている部分は金属の無地なので、塗り分けて質感の違いをだしてみました。

完成!

台座につけて完成!ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡の観測が始まりましたが、ハッブル宇宙望遠鏡もまだまだ現役!そんなハッブル宇宙望遠鏡に思いをはせてプラモを作ってみましょう。

追伸

ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられたときのSTS-31ミッション時のスペースシャトルもキットになっています。こちらもスペースシャトル、ハッブル宇宙望遠鏡、STS-31のワッペンがセットになった限定品です。店頭で見かけたら即買いのキットです。

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